薬の作用と注意したい副作用

薬が効くとはどういうことか

 薬が体内に取り込まれると生理機能に影響を及ぼし、病気による障害を軽くします。これを薬の主作用といいます。

 薬の成分は消化管から吸収され、血液中に入り、血液の循環によりからだの各部位に運ばれます。そこで役目を終えると、主に腎臓から尿といっしょに、また腸管を通って便中に排泄されます。

 薬の効きめを考えたときに、主作用に加え、人体に有害となる副作用についても理解することが大切です。薬を選ぶ際には、服用する人にとって効果が最大で、副作用が最小になる薬を選ぶ必要があります。

 副作用の症状は薬によって異なりますが、おもな症状は、皮膚の発疹・発赤・かゆみ・むくみ、吐き気・嘔吐・腹痛・下痢、頭痛、めまい、眠気、痙攣、ほてり、全身の倦怠感などです。薬を服用した後にこのような症状が現れたら、医師や薬剤師に相談してください。また、薬物アレルギーを起こしやすい体質の人は、医師や薬剤師に相談しましょう。

事前に医師に伝えたいこと

 医師が処方する薬を選ぶためには、薬を飲む人についての情報が不可欠です。いちど副作用を経験した薬は成分の名前とそのときの症状、他の病院や同じ病院の他の診療科でもらっている薬がある場合は
その情報、アレルギーの有無(食品アレルギーも含む)、家族のアレルギー歴などを、薬を処方される前に医師に伝えておくとよいでしょう。また、妊娠中、授乳中の女性の場合はそのことも伝えてください。

薬を受け取ったら確認を

  • 薬剤の名称 商品名と、成分を示す一般名とがあり、近年、ジェネリック医薬品の名称には一般名が使われています。
  • 服用方法 薬袋に服用する量や時間などが記載されています。複数の薬剤を服用するときには、その順番も確認しましょう。
  • 副作用と副作用が出たときの注意 副作用が起こったときに、早めに対応できるようにしておきます。
  • 服用ミスしたときの注意点 飲み忘れや、指示された量より多く服用してしまった場合などの対処法を確認しましょう。
  • 併用について 他の薬はもちろん、サプリメントや漢方薬を常用している場合は、併用しても問題ないか確認しましょう。

このほか、食べ合わせや食事についての注意点、薬を服用している際の飲酒について、薬の保存方法と保存期間についても確認するとよいでしょう。

 疑問や不安を残さず、副作用を防ぎ、なにかあった場合にはすぐに対応できるようにしておくことが大切です。

参考資料「家庭の医学」