かかりつけ薬局をつくる

かかりつけ薬局のメリット

 信頼できる薬剤師がいる薬局を見つけたら、かかりつけ薬局として、薬を調剤してもらうときや、市販薬を買う際に利用しましよう。

 病院で診察を受け、処方せんが出された場合、病院のそばの薬局に行くケースが大半です。病院のそばにある薬局は処方された薬がそろっている便利さがある一方、病院が変わると、薬を受け取る薬局も変わってしまい、薬の相互作用や薬の重複の確認ができなくなります。

 お薬手帳の活用とともに、すべての薬をかかりつけ薬局で受け取るようにすると安心です。副作用の経験やアレルギーについて薬剤師が把握していれば、薬による副作用のリスクを軽減できるようになります。

 薬局では、薬剤服用歴管理簿があり、過去に調剤した薬の名前や時期などがわかるようになっています。薬や健康についての情報を一か所にまとめ、信頼できる薬剤師に管理してもらうことは大切な事です。

揃えておきたい家庭用常備薬

薬箱の中身

 病院に行くほどでもない軽い症状のときや、夜間に具合が悪くなった場合にそなえ、家庭に薬が常備さねていると重宝します。一般的に、市販薬や配置薬(置き薬)を利用し、どのような薬を常備しておくかは、家族構成や体質などによって異なります。必要と思われる薬は、以下のとおりです。

  1. 解熱鎮痛薬 いわゆる頭痛薬です。急な発熱、歯痛の際にも利用できます。
  2. かぜ薬 かぜのひき始めや症状が軽い場合に使います。
  3. 胃薬 胸焼けや胃がもたれたときに使う健胃消化薬とよばねるものと、さしこみのような腹痛に使う胃腸鎮痛鎮痙薬があると便利です。他の胃腸用の薬としては、下痢止めや便秘薬、浣腸薬も常備しておくとよいでしょう。
  4. うがい薬 かぜをひいたときや、のどが痛いとき、国内炎ができたときに使います。
  5. 消毒薬 傷口の消毒、手足の消毒に。
  6. 湿布薬 筋肉痛や関節痛、腰痛、肩こりなどの痛みや炎症があるときに。
  7. 皮膚用の外用薬 すり傷、切り傷、皮膚のかゆみに使うクリームや軟膏です。抗菌薬配合のものは傷が化膿するのを防ざます。こどもがいる家庭では、小児用の薬も合わせて常備するようにしましょう。また、 小児用解熱鎮痛座薬もあるとよいでしよう。

家庭用常備薬の使用にあたって

 家庭用常備薬を使う前には、まず注意書(箱や添付文書)を読んでください。副作用、用法、用量、そのほか注意すべき点が書かれています。薬を安全に使用するために不可欠な情報です。

 家庭用常備薬は、使わないまま長期間保存されていることも少なくありません。定期的に内容をチェックし、使用期限の過ぎたものは捨てて、新しいものと取り換えます。使用期限内のものでも、変色、崩壊、液剤の場合に沈殿などがみられたときは、捨てましよう。

参考資料「家庭の医学」